Think
こたえは時代で変わる
私たちのアイデンティティは
3つの視点で考えます。
イソップ物語「北風と太陽」のお話は
「旅人のコートを北風と太陽がどちらが脱がせることができるか」
が勝負となっています。
一見、物語では太陽が旅人のコートを脱がすことに成功しましたが、
ここには多種の視点から生まれたマーケティングが存在しています。

北風PUSH「こうしよう」
北風は強い風を吹かすことに力を注ぎました。
北風は自分の強みを最大限に生かして、とてもスピーディー(短期的)に旅人にアプローチしました。

太陽PULL「こうしてもらおう」
一方、太陽の方は、じわじわと陽を注ぐという中・長期的な手法で旅人にアプローチしました。
結果、暑さに耐えられなくなった旅人は自発的にコートを脱ぐことに至りました。
北風と太陽も今までの実績と経験に基づいた
行動心理学を利用しています。
コートを脱がすという勝敗の結果を見れば、
今回の北風のアプローチは失敗だったかもしれません。
しかし、「旅人の帽子を脱がす勝負」であったら、
きっと答えは違っていたでしょう。
北風は 自ら発信をして早く認知をしてもらう広告を生かし、
太陽は ユーザーの行動心理学を使ったマーケティングを試みました。

旅人PULL「こうしてもらおう」
旅人はユーザーであり、ニーズや欲求、環境や情報によって、どのような行動をするかを見極めなくてはいけません。
北風的な広告戦略と太陽的なマーケティング戦略の二つを使い分ける必要があります。
北風と太陽の物語はここで終わってしまいますが、
私たちはその後のお客様とのストーリーを最重要にしています。
単発でいい加減な答えを出すのではなく、
長くお付き合いをしていくからこそ、
クライアントが私たちに求めているものをきちんと掴み取り
その時代にあったご提案をし続ける事を使命と考えています。